育児をしながらの介護職

働くママの中には、保育園や幼稚園などに子供を預けてから出勤するという人が多いのではないでしょうか。そんな頑張るママをサポートするのが時短勤務制度です。時短勤務とは、子供の送り迎えの時間を考慮して遅く出勤し、早く退勤することができる勤務制度のこと。1日8時間の所定労働時間を6時間以内に短縮することができるのです。仕事をするときは、出勤時間や退勤時間を変更することもできます。子供が満3歳の誕生日を迎えるまで一定の条件を満たせば、正社員でも時短制度を利用して育児をしながら働くことが可能です。

介護現場でも時短制度を利用して働いているママは沢山います。ただ、介護職の多くは人手不足に悩まされているのが現状で、現場の理解がないとなかなか気持ち良く働くことは出来ないのでは?と不安になるママもいるかもしれません。介護現場の多くはシフト制で、こなす業務を食事介助、排泄介助、入浴介助と内容で区切っています。また、業務を1人こなすのではなく、チームで協働するケースがほとんどなので、上手にコミュニケーションを図ることでスムーズに業務を進めることが出来るでしょう。

子供の急な体調不良により、当日になって欠勤したり、早退することも多々あります。申し訳ないと気が引けるママもいますが、今、日本では働くママを雇用した企業をサポートする仕組みを整えつつあります。また、事業主には事業所内の保育所設置や時短勤務、フレックス制、育休制度に準ずる措置をとることに努める義務(努力義務)を課しています。負い目を感じず、自信を持って仕事が出来る社会になりつつあります。